
病院の事務職に求められるマネジメント能力
〜提案して実行するプロフェッショナルへ〜
最近、病院の事務職(総合職)に対するマネジメント研修の依頼が増えています。
事務職に求められるマネジメント能力とは具体的に何でしょうか。
一言で表せば、「経営計画を作成し、実現する力」であると私は考えています。
「経営戦略の策定」、「多面的かつ定量的目標の設定」、「組織、人事、マーケティング、オペレーション、財務、情報などの各分野のアクションプランの作成」からなる経営計画の策定・実行と統制を病院職員全体の参画を得ながら、推進する役割は事務職が担わなければ、誰が担うのでしょうか。優秀な理事長や院長であっても、その全てを1人で行うことは不可能です。
私が常に意識している「有効かつ魅力的な経営計画」に必要な4つの要素は、下記の通りです。
@論理性・革新性:
「どうなりたいか」、「どうなるべきか」、「どうなれるか」の3つの視点に基づき、説得力のある内容でまとめられているか。
A専門知識の活用:
専門知識が活用された有効な計画となっているか。
B具体性:
抽象的な内容でなく、職員が何をすれば良いかがわかる具体的な記述になっているか。
C文章力:
読み手がわかりやすい構成、文章で作成されているか。
今後の病院の盛衰を決める一因として、「事務職のマネジメント能力の発揮」に注目しているのは、決して私だけではないはずです。
■ 病院マネジメントを担うスペシャリスト必須養成項目 ■□
1.財務管理
財務諸表は病院の実態を金額で映し出す鏡です。
この講座では、財務諸表を読むための基礎ではなく、財務諸表を作成する立場で学びます。
講義は、実際の財務諸表を活用して、理論的にわかりやすく、かつ実務に応用できるよう、インタラクティブに展開していきます。
2.労働基準法
労働基準法は、すべての労働関係法の基本であり、労働条件の最低条件を規定している強行法規です。
また、労基法のほかに、労働契約法をはじめとした複数の労働法が絡むことで、人事労務はより複雑化しています。
本講座は、人事担当者が直面することの多い問題を中心に、労働基準法等の重要点と最新判例、そして実務上のポイントについて、理論的にわかりやすく、かつ実務に応用できるよう、インタラクティブに展開していきます。
3.診療報酬の内容
診療報酬明細書(レセプト)の作成を中心とする診療報酬請求事務は、医療機関における事務の中で最も重要なものの一つです。本講座は、病院の経営改善の重要な要因である施設基準について解説し、診療単価向上を提案できるマネジメント能力を醸成します。
4.個人情報保護
IT時代の到来により、多くの個人情報を取り扱う病院にとっては、新たなリスク対策として「情報漏洩事件の防止」に対応していかなくてはなりません。 そのためには「情報リスクマネジメント対策」として職員の教育がより一層重要視されます。
5.病院経営改善事例
財務諸表やさまざまな与件から経営改善のプレゼンテーション能力を培うため、ケーススタディーを活用し、グループ演習を行います。
6.病院経営計画の作成と進捗管理
経営計画の具体的内容、進捗管理の方法などについて学びます。